自費治療とはどういうものですか?
歯周病は年をとると誰でもなってしまうイメージがあるのですが、本当ですか?
歯が少し黄ばみを帯びているのですが?
差し歯も虫歯になりますか?
オーラルケアってなんですか?きれいな歯を持続できますか?
ホワイトニングの漂白効果はどのくらい持続しますか?
詰め物や白い色のかぶせも白くなりますか?
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングはどう違うのですか?
ホワイトニングで期待通りの効果が得られなかった場合は?
保険でできる白い詰め物って無いんですか?
金属の詰め物がアレルギーの原因になると聞いたのですが、本当ですか?
セラミックは変色しませんか?
以前、被せた差し歯の周りの歯ぐきが黒くなりました。どうしてですか?
奥歯もセラミックで白くできますか?
セラミックで治すとどのくらいもちますか?
健康保険が適応されない治療のことです。 歯科治療にはいろいろな材料や、技術を用います。その中のもっとも基本的な材料、治療方法のみが保険の対象となります。それ以外の材料、技術については保険の対象外となります。 保険の対象になる治療とならない治療の選択は患者さまにあります。当院では、患者さまのより高いご要望にお応えすべく、保険診療の制限にとらわれない高度先進歯科医療をご提供しております。専門的なことはわからなくても、その都度ご説明させていただきますので、お気軽にご相談下さい。
日本では、50歳を超えると誰もが歯周病で歯を失って入れ歯になってしまうように考えられています。しかし、それは大きな誤解です。従来の歯医者さんでは、虫歯が発見されてから削って被せる、そこがまた、虫歯になったら削って被せる、という処置が頻繁に繰り返されてきました。それにもかかわらず、初期の歯周炎は発見されずに放置されてきました。また、歯周病のもっとも大きなリスクファクターである喫煙の習慣が非常に多いというのも、当たり前のように歯周病になってしまう、という現象を引き起こしている要因でした。
しかし、当院では、美しさはもちろんのこと、患者さまのお口と全身の健康を常に考え、歯周病と虫歯の予防管理と指導を総合的に行い、美と健康づくりに貢献したいと考えます。また、当院のデータによると歯周病にかかっている患者さまがオーラルケアを通じて治療し、その後もブラッシングなどのセルフケアと定期的なクリーニングを行なった結果、ほとんどの患者さまが健康な状態に回復されています。
よく見ると歯の表面には少し透明感があります。歯の表面をおおっているエナメル質がそれです。エナメル質は白っぽい半透明体です。その下にある象牙質はクリ-ム色をしています。ですから健康な歯の色はつやのあるアイボリ-ホワイトということになります。しかし中には歯が黒ずんでいたり、茶色がかったりする人がいます。子供のころに薬(抗生物質など)をたくさん服用した、また虫歯予防のためのフッ素を必要以上に使用した場合も表面が白く濁ったようになるなど、その原因は様々です。
ほかに歯髄(歯の神経)を抜いた場合は変色することがありますし、たばこのヤニが付いているだけといったものもあります。歯の色を変えるにはホワイトニングなど、その症状によっていろいろな方法があります。
セラミック等の表面が虫歯になる事はありません。
しかし、歯と歯ぐきの境い目や自分の歯と被せ物との間などが、虫歯になる事はあります。虫歯を予防するには境い目に気を付けてブラッシングして頂くとともに、定期的なクリーニングが必要です。
毎日すみずみまで磨いているつもりでもどうしても歯ブラシの届きにくいところ、汚れがたまりやすいところができてしまいます。オーラルケアでは、その部分を特別な訓練を受けた歯科衛生士が、専用の器具を使用してバイオフィルム(簡単に言えば、虫歯菌や歯周病菌の住みか)や歯石の除去、タバコ、コーヒー、赤ワイン、カレー、茶しぶなどによる歯面の着色の除去などをしていきます。
きれいになった歯もザラザラのままでは、かえって汚れやすくなってしまいますので、その後、きれいな状態が長持ちするようにゴム状の器具等で歯の表面を滑らかに整えます。
健康で美しい歯を保つために、3ヶ月に1回ほどの割合で定期的にケアを行う、いわゆる“歯のエステ”として、ご利用ください。
漂白効果の持続は飲食、喫煙や歯磨きの仕方によって個人差が生じますが、一般的に半年~1年ほど効果が持続します。施術後の白さを維持するには、ホームホワイトニングなど定期的なケアで持続させていくことが効果的です。
充填物や前装冠を白くすることはできません。ホワイトニング終了後、新しい色にあわせるため、再治療が必要になることがあります。
オフィスホワイトニングは歯科医師が施行する漂白方法です。その場ですぐに効果が現れますが、あと戻り(漂白前の歯の白さに近づくこと)が早い場合もあります。
ホームホワイトニングは歯科医師の指導のもとで、ご自身でご自宅にて施行する漂白方法です。手軽に行えますが、自己管理と効果を得るまでにある程度の時間が必要となります。
ホワイトニング方法は、万全ではありません。より理想的な歯を求められる場合は、ラミネートベニア等の方法がありますのでお気軽にご相談ください。
保険でできる白い詰め物は無いかという質問ですが、それには保険制度と自費診療(自由診療)について、説明しなくてはなりません。まず、保険でできる診療とは、国により決められた診療内容に限られ、歯科においては歯周病や虫歯の治療など最低限の治療、機能回復を唯一無二の目的とした治療が主となります。そのため保険でできる虫歯治療としては欠けた部分に銀を詰める事しかできません。しかし、現在の日本においては、患者さまの価値観も機能に重点をおいた「咬めればいい」から「見た目にも美しく」「アレルギーのない材料を」といった歯の審美性や全身の健康を求める方向へと変わりつつあります。そういった患者さまの多様なご希望にお応えするには、歯科医師の高度な技術と優秀なスタッフ、そしてなにより患者さまと歯科医師の信頼関係のもとに保険診療の制限にとらわれない高度先進歯科医療の提供をおこなっております。
金属アレルギーといえば、指輪やイヤリングなどでかゆみや湿疹を引き起こす症状が思い起こされますが、最近、皮膚や粘膜の病気の原因として、歯科治療で使用される金属に対するアレルギーが注目されています。直接金属のあたる部分がかぶれるのはもちろんのこと、手足や全身にまで影響が及ぶ事があるのです。現在、金属アレルギー反応のない方でも、金属の入れ歯や、詰め物などの治療物など、アレルギーの原因となる可能性のある金属が、口の中に存在する以上、アレルギーになってしまうおそれがあります。つまり、お口の中に金属が存在し続ける以上、金属アレルギーになってしまう危険性があるということです。当院では、金属アレルギーの原因になる心配のない素材を用いた治療を行っておりますので、オールセラミック等の金属を全く用いない治療方法をお勧めいたします。
セラミックとは陶材のことで、食器などにある陶器と同じものです。当然、陶器と同じように水分の吸収が無く変色しないため、歯を白く保つことが可能です。セラミックの最大の特長は、他の素材に比べて天然の歯に最も近い色調と透過性を再現できることです。これまでは、目に見える部分だけをセラミックで白くして見た目を良くしていました。オールセラミック治療の場合、裏側まで全てセラミックを用いるため、驚くほど自然な感じに仕上がりますし、金属の透過による歯ぐきの黒変や金属自体の露出もありません。
差し歯を入れた時にできる歯と歯ぐきの境い目の黒いスジは、専門的には「ブラックマージン」と呼ばれているものです。原因としては、被せた歯がきちっと合っていなかったり、被せた歯の材料に起因するケースが考えられます。歯との境い目の歯肉は薄いため、歯肉から被せた歯の内部の金属が透けて見えてしまうことにより起こります。そのため、裏側や内側の金属を黄金色のものにしたり、金属を使用しないオールセラミックなどの「ブラックマージン」ができない材料を選択すればほとんどの場合回避できます。
使用するセラミックは天然の歯と同等かそれ以上の強度がありますので大丈夫です。以前は、奥歯はあまり見えないからということで、パラジウムなどの保険適応のクラウンが多く使われていましたが、保険適用の銀のクラウンは、お口をあけたときに見えてしまうのはもちろん銀が含有しているために長く使っていると歯や歯肉が黒く変色してきたり、金属アレルギーの原因になってしまう可能性があります。そのような理由からも、ここ最近は奥歯にも審美的に綺麗な白い歯を求められる方が増えてきています。また審美的な側面ばかりではなく機能的にもセラミッククラウンの方が食感も良く、虫歯になりにくいので長期間にわたって使って頂けます。
セラミックは天然歯に近い強度をもっていますので、安定した状態を長く維持することが出来ます。しかし、セラミッククラウンを入れて汚れなども付きにくいからといって、きちんとした毎日のブラッシングを怠れば、当然、虫歯や歯周病になる可能性が出てきます。日常のブラッシングなどのセルフケアと定期的な歯科医院でのケアが必要になるのは言うまでもありません。